"キリンジの音楽"カテゴリーの記事一覧
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キリンジの歌詞って難しすぎません?
それを証明するように「キリンジ 歌詞」って調べると出るわ出るわ……
しかも気になる曲の歌詞こそなかったりするし。
そしてそんな難しさもキリンジの魅力だと思います。
Drive me crazy
ほかの歌詞解説サイトでは、ひき逃げの曲だって言ってるけど、このドライバーってひき逃げ以前に誘拐犯ですよね。
君とゆこう雨の日のバイパス
の「君」って、助手席に誰か乗ってることだし。
ザクロを跳ねたらっていうのは中身が赤い人間って意味だし。
どこへ行くのなんて聞くなよ
ってのも跳ねたからだけじゃなくて、衝動的に人さらいしたせいで何処に行こうかなんて全然決めてないって意味にも取れるしね。
はずれたタガ 罪と罰を超えて 隣の彼なぜかしらご陽気
2番の文章からも罪と罰を超えてってあるし、ドライバーは前々から誘拐しようとはしてたんでしょうね。誘拐した後のことは考えてなさそうだけど。
ヒヨコたちの列がぁ!! や ひときわ目立つ黄色い傘がからまわりする
って文章から跳ねたのはおそらく子供だと思われるが
気になる部分はこの歌詞全体で大人の女性だと思われる部分があんまりない。
誘拐したのは全体の文章から大人の女性ではなさそう。
むしろ女の子って年齢な雰囲気。
キスの下手な女 黙れよ!口封じをしようか?
大人の女性がキスが上手であるとは限らないですが、少なくとも子供であるならキスの経験はなさそうだし高校とかよりは下の年齢だろう。
どこから来たとか行くとか打ちやっておくよ、今は
助手席の女の子は運転手のことをまったく知らないので、女の子からすれば知らない車にいきなり連れ込まれた流れだろう。
悪い夢っていうのは運転手にとってなのか、女の子にとってなのかわからないですが・・・
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キリンジの歌詞って難しすぎません?
それを証明するように「キリンジ 歌詞」って調べると出るわ出るわ……
しかも気になる曲の歌詞こそなかったりするし。
そしてそんな難しさもキリンジの魅力だと思います。
言葉は離れると「作り手」の気持ちを離れ「受け手」の理解に任されます。
けれど、あてもつかないほど難しいこともあります。
あくまで受け手として解釈の一つですが、意味を一緒に理解してみましょう。
曲名 : アルカディア
収録アルバム : 3 M3
戦争の曲ですね。MVとはあんまり合ってない気がしますが。
キリンジによくある、音楽と歌詞が融合している曲です。
一番最初のフレーズは
滲むキラ星
響く靴底のブルース
ついてでる言葉は意味へ急ぐ
これは実際に戦火を交える直前の状態と思われます。
「靴底のブルース」とは、国の首長同士が交渉のテーブルへを歩いていく様子。
机に手をついて感情的に出された言葉が、二つの国を戻れない関係へと進んでいく様を移しているようです。
光るやいなや
消える彗星のコース
満月を射止めて
血に飢えた僕は笑う
夜空にミサイルが飛んで消えた瞬間、満月(人)を射止めボカーンと笑い声が聞こえたのでしょう。
迫り来るあの明日が
消えてゆく昨日より魅せたら
まだ戦争が始まって間もなく体力があるうちは憎むべき相手が消えていく明日が今日よりも魅力的に見えます。
息切れた都市に見舞う
背で見るあの明日が悲しみを彩ってみせたら
永遠と刹那のカフェ・オレ
冬の空を満たす
月日が進んでみんなが人の生き死に疲れ、明日も死ぬ悲しみしかないとわかったら
こんな戦争をやめてしまいたい気持ちだけになる。
次の歌詞までのイントロがとても印象的です。
キュルルルルとかヒュルルルルという、おおよそ音楽には使われないような効果音。
爆発音こそありませんが、まるでミサイルが飛び交っているような効果音。
この先にも歌詞がありますが、この先の解釈正直よくわかりません。
ポジティブに、戦争が終わると解釈することもできるし、
ネガティブに、いつまでも戦いが終わらない…と考えることもできると思います。
私はポジティブに戦争が終わると信じたい。
けれど……
MVでは最後、車が爆発するシーン。
目を閉じて聞いてください。
まるで、ミサイルが爆発する音に聞こえませんか?
だからこの曲名は「アルカディア」なのです。
……ここからは持論になりますが。
戦争とはどのようにお考えですか?
「大衆の意思によって個人の尊厳が蹂躙される」こと
そりゃそうなんですが……
そもそも戦争って悪いことなんでしょうか?
個人的な意見ではもちろんしたくないことですししてほしくないことでありますが。
でも「良い」とか「悪い」とかって人によって違うわけで。
戦争ってその極致ですよね。人の死すら肯定される状態ってことですから。
みんなにとってのアルカディアってあるんでしょうか?
この曲の収録アルバムはこちらから